認識精度を高めるポイント
下記5つがポイントとなります。
- 「マイク付きイヤホン」や卓上の「マイク付きスピーカー」を使用する
- マイクと口元の距離を近づける
- 活舌よく話す・早口にならない
- 「専門用語」や「社内用語」は、「ユーザー辞書」に登録する
- 自席やカフェなどでWeb会議に参加せず、できるだけ静かな環境での記録する
また、下記利用上の注意点もお気をつけください。
- Web会議ソフトの「マイクミュート」を行っても、PCのマイクOFFに連動していないため、声や周囲の音を記録、文字起こし録音する場合があります。その場合は、集音デバイス自体のマイクミュートをするか、torunoのマイクミュートを行ってください。
詳細は下記「Web会議でご利用時の注意点」をお読みください。
以下、それぞれ詳しい内容を説明します。
「マイク付きイヤホン」や卓上の「マイク付きスピーカー」を使用する
認識精度は、音声データの質に依存します。マイクを使用することで、周囲の雑音や音声が混入しにくくなるため、質が向上するからです。
なお、「マイク付きイヤホン」や「マイク付きスピーカー」は、「有線タイプ」のものをおすすめしています。「無線タイプ」の場合、デジタル信号への変換やノイズキャンセル、各種フィルターなどの影響で、音声データの質が悪化する場合があるためです。利用可能なものもございますので、無料トライアル期間中に動作確認をお願いします。
当社で調べてた製品は「torunoで利用可能な音声入出力デバイスについて」にまとめておりますので、参考情報としてご利用ください。
なお、「マイク付きイヤホン」や「マイク付きスピーカー」を利用しない場合、PCのスピーカーから出てくる音声をPCのマイクが拾うため、二重で文字起こし結果が表示される場合があります。また、ご利用環境によっては、その音声データの質が低下して変換精度の低い文字起こしとなり、身に覚えのない発言が表示されることもあります。その場合は、ぜひ、「マイク付きイヤホン」や「マイク付きスピーカー」をご利用ください。
マイクと口元の距離を近づける
音声は、距離が離れると弱くなる物理的特性があります。そのため、マイクと発話者との距離を近づけるのが質の向上につながります。
なお、広い会議室でのご利用の場合は、複数台のマイク付きスピーカーを連結できる製品をご利用ください。
活舌よく話す・早口にならない
音声認識エンジンも、人間と同じように音声を聞き分けるように識別するためです。
人間に向かって話すようにご配慮いただけますと幸いです。
「専門用語」や「社内用語」は、「ユーザー辞書」に登録する
torunoで採用している音声認識エンジンは、皆様の音声も含め膨大なデータから日々学習をしております。そのため、新たに出てくる日常用語については、日々追従でするようアップデートされております。
しかしながら、日常的に使われない専門用語や社内用語は、対応できないものがあり、正しく変換できないものもあります。そのような用語は、「ユーザー辞書機能」を利用いただくことで、正しく変換できるようになります。
- [関連記事] ユーザー辞書機能の使い方
自席やカフェなどでWeb会議に参加せず、できるだけ静かな環境での記録する
「マイク付きイヤホン」や卓上の「マイク付きスピーカー」を使うと、周囲の声や音よりも発話者の声をしっかりと拾えるようになり文字起こしの精度は高まりますが、どうしても周囲の声や音の雑音は取り除けません。
この雑音のレベルが高いと、文字起こしの精度が十分高くならなかったり、雑音を無理に変換した身に覚えのない認識結果が表示されたりしてしまいます。
精度は高まるためには、周囲の声や音自体がない静かな環境で記録することが有効です。
Web会議でご利用時の注意点
Web会議ソフトの「マイクミュート」を行っても、torunoはお使いのマイク(マイク付きイヤホン、マイク付きスピーカーあるいはPC)から入力された音を文字起こしや録音する場合があります。
これは、Web会議ソフトのマイクミュート操作が、PCのマイク入力OFFに連携されていないためです。torunoには音声が届いてしまい、記録・文字起こし・録音状態が続きます。結果、外部の音声を拾ったり、身に覚えのない発言が文字起こしされたりしてしまいます。
この問題の回避策は、以下2をご案内しております。
- 集音デバイス自体で、マイクミュートをおこなう。
- 講演などご自身が発言しない記録は、記録開始前に「録音するマイク」の項目を「マイクOFF(自分の音声は記録しない)」を選択し、記録開始してください。